• Natio Miyakawa

1人で子供を育てている人と付き合う時に知っておいて欲しいこと

更新日:5月31日





唐突だが、私は「ステップファミリー」を形成している。ステップファミリーとは再婚や事実婚により、血縁のない親子関係や兄弟姉妹関係を含んだ家族の形態のこと。

うちの場合は、私がシングルマザーでパートナーと暮らしていると言うことになる。


ステップファミリーは難しい。

それを証明するように、再婚者の離婚率は50%以上とも言われていて、初婚よりも圧倒的にその割合は高い。特に継親の負担は大きい。既に完成されている親子関係に入り込むことで、様々なコストが多大なり、継親が受け身になったり我慢することでしか問題解決が難しい場面が多発する。この問題については様々な社会問題が絡み合い非常に複雑で、且つ個人的な側面も強いため深くは言及しないが、個人的な意見として少しだけ書いておきたい事がある。


それは「パートナーを好きであっても、その子供を好きにならない可能性が結構ある」と言うことである。そして、それは決して悪くない。


 


パートナーの子供を好きにならない人を人非人扱いする人が一定数いる。子供や動物が好きじゃなかったり、親族の葬式で泣かないだけでも「冷たい」などと言われたりするのだから、然もありなん。

けれど、好きな人の子供だから、パートナーと結婚するつもりだから、「その子供を愛さなければならない」と言うのは見えない呪縛以外の何者でもない。

好きな人と子供は別の人格である。

実際に私のパートナーも最初の頃は「君の子供を愛せないはずなんかない!」「愛しているに決まっている!」「嫌いになることなどあるわけない!」などと宣っていた。しかし、子供が大きくなるにつれて、多くの時間を過ごした結果「あまり想像出来ないけれど、状況によっては愛せなくなる日が来てもおかしくない。他人事ではないよね」と考えを変えた。「将来、貧乏になったり病気になったり。すごく生意気になってグレたり。未来のことはわからない。それが3人分だもんね」そう言うパートナーを当然だと思う。

実の親の私ですら似たような感情を抱いたことがあるのだから。

 


そう言った意味では、私は「パートナーが自身の子供を愛している」と言う言葉自体は感謝こそすれ、あまり信用していない。結婚や子育ての経験がない単身者がパートナーの場合「結婚」「子供」に関して自身が意見を言う資格がないと思い込んでいることが多々あるからだ。こちらがしっかり促さない限り「言えない」のである。加えて、パートナーはLGBTs特有の辛い経験をしてきたからこそ、仕事以外の事柄を強く拒否するのが苦手な面がある。それが転じて「人から嫌われるのは可哀想」「他人から受け入れられないことが物凄く不憫に思える」というフィルターを少しだけ子供に通しているように感じるからだ。だから、パートナーが子供のことで私に対して「面倒臭い」「イライラする」と口にすると心のどこかで安心することがある。

その一方で、私がどう感じたとしても、愛されているか決めるのは子供自身だとも思っている。


パートナーが私の子供に対して、冷静さを失うことはない。

それは継親だからかもしれない。

そう言ったことに結論を出す時間もなく、家族は進んでいく。

自身の子供ではないのに、気持ちやお金、時間を使ってくれるパートナーには心から感謝しているが、いつでもパートナーを、そして将来は娘を手放す事が出来るよう、私は今日もこうやって働いている。

私に出来ることはそれだけだと思う。


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