はじめに軽く自己紹介させて下さい。
宮川ネイティオ(Natio Miyakawa)です。
名前は大道がつけてくれました。(由来は察して下さい)
アラフォー子持ちのシス女性です。
YALLAH!に勤務する前は、LGBTsの知り合いは一人もいませんでした。
大道に道端でカミングアウトされた時はGIDに関する知識が全く無かったため、
「それはどういうことか」
と聞き返してしまった程です。
雨が上がった後の光った黒鼠色のアスファルトの上を大道が早足で歩いていく姿をぼんやりと見ていた事は覚えています。
今では、自分の発言に対する無知ゆえの残酷さや加害性について理解出来ます。後悔しています。でも、きっと今でも「話してくれてありがとう」「体は大丈夫なの?」などと言う言葉は私からは出ないのではないかと思います。
事情を聞き終えた後に出て来た言葉は「大変でしたね」でした。
大道は何も言いませんでした。
これがYALLAH!を始めたきっかけです。
私は自分がALLAYかどうかも分かりません。仕事相手がそうと言うだけで、FTMやXジェンダーの方のSNSを見ても、理解出来ていない部分も共感出来ない部分も散見するからです。ただ、少しだけ楽になればいいなと思うくらいです。自分の周囲の人、自分の子供がそうであった時に味方でいたいから。
加えれば、きっとtransgenderやXgenderの方々が目指す未来には、性別からの解放と言う観点からすれば、全ての人に当てはまることだと考えています。すなわち、それが前進すれば自分のためでもあるからです。
マイノリティの世界は性善論の社会だと思います。
それは私には合わないとも思います。
私には子供がいますが、THE BeatlesのIMAGINEを歌うより、マリリン・マンソンのBeautiful Peopleのイントロをギターで弾いて欲しいです。
自身もそうありたいと思います。
要するに、いい人でもなく当事者でもない自分がこの世界にいることに自分自身も疑念を抱きつつ、やっていっているという事です。
なので、ほどほどにやっていくつもりです。
でも、あの時、大声で笑い飛ばし、何も言わずにいてくれた大道を尊敬しているので、それには応えたいです。
以上、よろしくお願い申し上げます。
宮川
追伸:手前味噌ですが、大道は超絶素直でいい人です。あなたが持った印象は裏切らないので安心して下さい。
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