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LGBTQイベントは親子づれにもオススメ!
関西レインボーフェスタ2022に潜入

テレビのニュースやネットで、LGBTQのイベントやパレードが行われたなんて

ニュースを目にしたことはありませんか?

LGBTQの人のみならず、セクシャルマイノリティへ対する理解を深めたいと考えるヘテロセクシャルの方にもぜひとも参加していただきたいイベントが、実はたくさんあるんです。

人権について、カジュアルな形で考える機会が持てると同時にエンターテインメント性も持ち合わせたオープンイベントの魅力や、参加する際のマナー、おすすめのイベントをご紹介します。

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ライター:マミーチャンヌ




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企画・構成:宮川ベルゼフフ美




▲「宮川の部屋」連載中です。

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<目次>

■関西レインボーフェスタとは?

■親子で楽しめるポイント

 ◇子ども向けアトラクションもあり

 ◇お得なノベルティやグッズがもらえたりも

 ◇フードブースも多数

■親子にやさしい「にじいろかぞく」の「おやこ休憩所」

■フィナーレにはこんな楽しい瞬間も…!

■ちょっと気になる…性的な表現はない!?

■親子でボーイベントに参加しよう!

線画 レインボーフラッグ.png

■関西レインボーフェスタとは?



関西レインボーフェスタとは、2015年にスタートしたLGBTQイベントです。

例年、大阪市内の扇町公園・催し広場で開催されており、初開催以来年々来場者

数が増えている、国内も大規模なセクシャルマイノリティのイベントです。


関西ではもちろん、最大規模。新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年度・2021年度は開催することができず、今回2022年度は約3年ぶりの開催。

例年よりもさらに注目度が高まりました。


参加費無料でセクシャリティやジェンダー問わず、誰でもウェルカム!という、インクルーシブなイベントなのです。


2022年度は10月8日・9日の2日間の開催。

天気予報は8日が曇り・9日が雨と、かなり不安もありましたが、無事2日間開催れました!



■親子で楽しめるポイント


◇子ども向けアトラクションもあり

近年、子育てをするLGBTQの人々も増えてきました。その影響はもちろん、どんな人も参加して欲しいとの思いを軸に、子どもの来場も想定されています。


子どもが遊べるゲームや、工作コーナーを設けているブースもありました。



こちらは、子育てするLGBTQを繋ぐ団体「にじいろかぞく」さんのブースです。

カラフルな素材を使ったメダルづくりができました!

好みの色の画用紙を選んで、好きな絵やメッセージを描き入れます。


選ぶ色や、描きたい内容は自由。「男の子なのにピンクにするの?」「この色の方が女の子っぽいよ」なんて言う大人はひとりもいません。

どんな作品もその子の個性。「素敵だね~!」と優しく声をかけていた「にじいろかぞく」スタッフさんの姿も、その言葉がけに嬉しそうな子どもたちの笑顔も印象的でした。



また、別ブースでは輪投げコーナーも。

温かみのある、手作りの輪投げと、スタッフさんの盛り上げにより子供たちも大いに楽しんでいた様子でした。



◇お得なノベルティやグッズがもらえたりも



グッズの販売をしているブースも多いですが、中にはフリーでゲットできるグッズやノベルティも。

関西レインボーフェスタのためだけに作られたレアグッズもありました。

レインボーフラッグやアライバッジ、子どもには嬉しいお菓子の配布を行っている団体もあるので要チェックです。数に限りがある場合がほとんどなので、早めにゲットしておきたいですね。



◇フードブースも多数!



子連れのお出かけは、食事のことも気にせずにはいられません。

「関西レインボーフェスタ」には飲食ブースもたくさん出ているので、ランチタイムをまたいで過ごすことができるのも魅力です。


今年度はフライドポテト、パスタ、カレー、ホットドッグ、肉料理、エスニック料理など、たくさんのジャンルのお店が登場しました。


また、テーブルと椅子の飲食スペースもあり、ブースで購入した食べ物だけでなく持ち込んだものも飲食可能なので、子どもとの食事も取りやすいです。ベビーカーをテーブルサイドにつけて食事ができるところも良い点でした。



■親子にやさしい「にじいろかぞく」の「おやこ休憩所」



たくさんのブースが出展されていましたが、今回は前述の「にじいろかぞく」のブースを紹介します。


「おやこ休憩所」と言う名のブースなだけに、親子づれ(もちろんそうでない方も)大歓迎。ブーススタッフも子育てをするLGBTQの方が多く、「ファミリー大歓迎のムードであふれていました。

ブース内では、LGBTQファミリーが幸せそうに暮らす写真が展示されていて、「LGBTQの家族もたくさんいるよ!」「私たち、みんな幸せに暮らしています!」というメッセージが伝わります。なかなか可視化されづらいLGBTQファミリーの存在、確かにそこにいるという実態が知れると共に、同性婚をはじめLGBTQの人々が家族を展開してオープンに生きていくことが難しい現状についても深く考えせられました。


中には、「周りに同じような家族がいなかったので、こんなにもいるんだとわかって嬉しいです」と涙される方や、「これから子どもを迎えることを考えていたのですが、より前向きに動いていけそうです!」とおっしゃるゲイカップルさんなど、ほっこりした雰囲気ながら、生き方についてもいろんなことを感じられる空間でした。


子どもが楽しめる部分としては、メダルづくりのほか、多様な家族のあり方を伝える絵本の展示もあり、親子で楽しむ姿も多くありました。「関西レインボーフェスタに来ました!」という方だけでなく、「公園に来たら何かやっていたので、立ち寄ってみました」というファミリーも楽しんで帰っていったようです。




こちらは「おやこ休憩所」の名の通り、ちょっと座ってもらえるエリア。小さなお子さんのおむつ替えや離乳食にも使って良いとのこと。歩き疲れた子ども達と大人

が休憩している姿もありました。利用も無料と、ファミリーにとことん優しいブースです…!



ちなみに、ブース裏はちょっとしたスペースもあり、子ども達もワイワイと遊んでいました!遊んでは休憩所で休み、また遊ぶ…という感じで盛り上がっていたようです。ただ、託児などはありませんので、お子さんの安全には保護者がお気をつけださい。


▼「にじいろかぞく」は現在会員募集中!

https://queerfamily.jimdofree.com/



■フィナーレにはこんな楽しい瞬間も…!

イベント2日目、フィナーレの時間には例年盛り上がるアクティビティが準備されています!2022年度は、シャボン玉。LGBTQの人々が生きやすい社会を願い、どんな人もありのまま生きられることを願いつつシャボン玉を飛ばすという、なんとも粋な企画でした!



あいにくの雨で、青空に輝くシャボン玉…!とはいかなかったのが残念ですが、それでも美しいシャボン玉が舞う様子に、それぞれが自由に羽ばたける未来を重ねて思いを馳せた瞬間でした。みんなの気持ちがひとつになった、という感じでなんとも感動的。シャボン玉は、運営スタッフさんから無料で配布されました。


■ちょっと気になる…性的な表現はない!?

子どもを連れていくとなると、「LGBTQのイベントということで、性的な表現が目についたりしない?」「性的なものを子どもの目に入れたくない」というところが正直気になる部分もあるのではないでしょうか。


実態は、性的描写はほぼ0であり、特にアダルトな内容は目につくことはありません。むしろ、LGBTQ≠性的関係だと主張したい当事者も多く、性的なことよりも「誰が誰を好きになってもいい」「自分のありたい姿で生きていい」と、それぞれの生き方を肯定しよう、という考えがイベントの軸になっています。


「あなたはあなた」「自分だけの個性を大切に」というメッセージは、セクシャリティやジェンダー、年齢関係なく、今の時代を生きる人たちに伝わって欲しいものばかりです。



■親子で楽しめるレインボーフェスタ!




LGBTQ当事者のためのイベントで、子ども連れで訪れる要素が少ないというイメージを持たれがちなLGBTQイベントですが、大人も子どもも楽しめ、家族で過ごしやすい要素もたくさんありました!


多様性であふれているので、家族で自然にダイバーシティについて考える機会にもなる点も、家族でのお出かけにオススメしたい点でもあります。

遊んで、もらって、食べて、考えて…と充実した親子時間が過ごせること間違いなしなレインボーフェスタ。ぜひ訪れてみては!


※毎年出展するブースのラインナップは異なるため、今回ご紹介した内容が来年以降も必ず行われるとは限らない点をご了承ください。



RAINBOW FESTA!2023 開催決定しております!

【公式ホームページ】https://rainbowfesta.org




参加無料・どなたでもご参加頂けますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひお越し下さい!



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